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-よみもの-

第7回 小学校高学年の部(作文)読売新闻社赏

ハッピーカード

「あれ、よろしくね。」

「まかせといて。」

土曜のぼくと母の合言叶は、しばらくこれだった。母がだしてくれるものは、たまにかたかったり、やわらかかったり「あれっ」て思う时もあったけれど、すぐに口いっぱいにタレのあまさが広がり、ぼくは毎回満足していた。

そう、ぼくが世界で一番好きな食べ物は、うなぎだ。ぼくがうなぎと初めて出会ったのは小学一年生の时。母がスーパーで特売のうなぎを买ってきた。

「今日はどようのうしの日よ。」

家族はみんな、ウキウキしている。その见ためはテリッとかがやいていて、鱼ではないような肉あつ感。かんだしゅん间、まるで肉のようなジューシーさ、あまいタレがすぐ、口いっぱいに広がる。ぼくはいっしゅんで、この食べ物のトリコになった。

しかし、ぼくも高学年になり、少しずつうなぎの高级さに気づいていき、同时にどようのうしの日が、土曜日ではないことも知った。それから、うなぎをねだることを一切やめた。

そんな时、ぼくは「ウナギのなぞを追って」という本に出会った。日本のうなぎは、新月のころ、日本から2000キロメートルはなれたマリアナの海で、たまごを产み、それが海流にのって、日本に长い年月をかけて运ばれる。という事実を知った。うなぎはそうぞう以上におく深く、うなぎへのきょうみが、またじわじわとわいてきた。

今、ぼくは十才になり、二分の一成人式の、ハッピーカードを书いている。好きな食べ物のらんには、まよわず「うなぎ」と书いた。それから、母にあのころのうなぎのお礼を言った。しかし、母の答えは意外だった。あれはうなぎではなく、ちくわやはんぺんをあげたものだった。母とぼくは、ワッハッハと笑った。そしてぼくは、そっとハッピーカードに「うなぎのタレ」と书きなおした。

INFORMATION

第7回 小学校高学年の部(作文)読売新闻社赏
「ハッピーカード」
瀬戸 俊介 せと しゅんすけ さん(埼玉県?10歳)さいたま市立大砂土東小学校 4年生
※年齢は応募时

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