糖心原创vlog

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-よみもの-

第4回 入赏作品

放课后のインスタントラーメン

高校の西门の向かい侧に小さな雑货屋さんがあった。日用品の他に文房具や駄菓子、菓子パンと何でも置いてあった。店の奥には四人がけのテーブルが二つある。たいていそこには、背中を丸めた高校生がいて、西日が射しこむ中、がつがつとラーメンを食べていた。今のように、コンビニでカップラーメンにお汤を注いで食べるわけではなく、注文するとお店のおばちゃんが、インスタントラーメンを煮てくれた。いくらだったかはっきり覚えていないが、确か、50円くらいだった気がする。

高校时代の思い出は、いつも空腹と隣り合わせだった。放课后の部活が始まるわずかな隙间に、友だちと连れ立ってそのお店に行き、ラーメンを食べた。ラーメンには、ほうれん草だの、キャベツだの、おばちゃんちの畑で採れた野菜がたっぷり入っていた。「もっとゆっくり食べなね」おばちゃんにそう言われながらも、部活に遅れるわけにもいかず大急ぎで食べ、走って体育馆に戻ったものだ。私の通っていた高校は部活动が盛んだった。テニス部と体操部は全国大会の常连。中学时代、体操部だった私は入学当初、体育馆に见学に行ったものの、その厳しい练习风景に恐れをなして、入部を諦めた。何を思ったのか、视线の先にあった舞台で大声を张り上げていた演剧部に入った。声を出すとお腹が空く。おまけに腹筋やらランニングやら运动部颜负けのことをする。软弱な私はこんなはずじゃなかったと思いながら、次第に演剧の魅力にとり凭かれていった。部活の先辈たちはそのお店の常连だった。今思えば、运动部ほどの厳しさがなかったせいで、お店の利用度が高かったのかもしれない。テーブルを囲んで、「体操部に大きな颜されるの、しゃくに障るよね。私たちも全国、目指そう!」 ラーメンを食べながら、定期テスト前など、お店を占拠してそんな会话をした。

ある日、久しぶりに部员仲间とラーメンを食べに行った。ラーメンにはいつものたっぷりの野菜の他に、分厚い焼き豚が入っていた。

「おばちゃん、今日はどうしたの?」ビックリして寻ねると、「あらやだ。気がつかないの。お祝いだよ、お祝い」そう言って、おばちゃんが、目を细めてVサインをしてくれた。そうだった。万年予选落ちの演剧部が、地区大会で优胜して、県大会に出场できることが决まったばかりだった。いつもよけいなことは言わず、空気みたいにお店に居たおばちゃんとお喋りした记忆はあまりない。でも、私たちのことをずっと応援してくれていたことをその时、始めて気がついた。スープが浸み込んだ焼き豚は、とろけるように柔らかかった。

INFORMATION

第4回 入赏作品
「放课后のインスタントラーメン」
遠藤 玉江さん(埼玉県?55歳)
※年齢は応募时

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