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-よみもの-

第10回 小学校高学年の部(作文)优秀赏

チャーハンにこめられた想い

「ほら、チャーハンできてるぞ。」祖父母の家に游びに行くと、必ず自慢のチャーハンが食卓に并んでいる。しょう油の香りが漂う部屋は、一生悬命ぼくに作ってくれた証。ぼくは、ガハハと笑う豪快で料理上手な祖父が大好きだった。诞生日や、运动会、お正月、それこそ何気ない日常の时にも祖父のチャーハンはぼくの侧にいた。

そんな日々のいつの日だったろう、突然祖父がぼくの大好きなチャーハンのレシピを渡してきた。「いつか役に立つかもしれない。男だってチャーハンくらい作れないとな。」と、まるで自分がいなくなるような口调で渡してきたのだ。ぼくは、「おじいちゃんが死ぬ訳ないよ。长生きするって。必要ないよ。」と、その时は冗谈半分で笑いながらレシピを受け取り、自分の机のどこかへしまいこんでしまった。この记忆がこの春、掘り起こされる事になるとは梦にも思わなかった。

あと数日で桜が开花する顷、祖父が他界した。突然の事で、ただただ慌ただしい毎日だった。祖母も、父も母もみんなが憔悴していて、台所のコンロに火がつく事はなかった。その时、ふと祖父のレシピの事を思い出した。自分の机をかき回し、レシピを见つけると「これだ!」と思った。祖父が言っていた「役に立つ时」が来たのだ。

生まれて初めての料理。それも谁かを想っての料理だ。ぼくは、ありったけの気持ちをこめた。きっと祖父も、毎回毎回ぼくのためにがんばれや、おめでとう、元気だせとか、他にもたくさんの想いを入れてくれたに违いない。そんな料理に支えられていたんだ。

出来上がったぼくのチャーハンは上手とは言えなかった。それでも、みんなが泣きながらおいしいねと言った。そうだろう。だって、このチャーハンには、祖父から引き継いだ谁かを想う気持ちがつまっている。元気だして笑おう。そして祖父への、ありがとうがんばるよの未来がつまっているのだから。

INFORMATION

第10回 小学校高学年の部(作文)优秀赏
「チャーハンにこめられた想い」
植木 涼太 うえき りょうた さん(埼玉県?11歳) 蓮田市立黒浜南小学校 5年
※年齢は応募时

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