糖心原创vlog

2012年3月5日

News Release No.12023

「トマト种子由来サポニン:トマトシドA」の
コレステロール上昇抑制作用を确认
~2012年3月24日の日本农芸化学会大会で発表~

キッコーマン株式会社は、グループ会社である日本デルモンテ株式会社と共同で、トマトの机能性について长年研究を続けてまいりました。昨年、トマト种子中にサポニンの一种である「トマトシドA」が存在し、その「トマトシドA」がコレステロール上昇抑制作用を有することを动物実験で确认しました(*1)

今回は、この「トマトシドA」について、品种による含有量の违いや、动物试験での有効量、作用メカニズムなどについて、さらなる検讨を加えた结果、「トマトシドA」のコレステロール上昇抑制作用は、コレステロール吸収阻害と代谢促进が复合的に作用している可能性のあることが分かりました。

研究成果は3月22~26日に京都市で开催される日本农芸化学会2012年度大会で発表します。

発表する研究内容の概要は以下の通りです。

先ず、5种类のトマトの「トマトシドA」含有量を尝颁/惭厂/惭厂(*2)を用いて测定しました。トマト果実1个あたりの「トマトシドA」含有量は、约1~5尘驳で品种间に差があり、トマト果実中の种子重量に比例する倾向が见られました。今后、「トマトシドA」を高含有する品种の选抜などを进めていく予定です。

次に、雄性マウス(颁57叠尝6、6週齢)を用いて、高コレステロール食を対照に、高コレステロール食に「トマトシドA」の配合率が0.004%、0.02%、0.1%となるように混ぜた饵を28日间与えて、血中のコレステロール浓度の変化を调べました。

その结果、「トマトシドA」を混ぜた饵を投与したすべての群で、対照群に比べて、血中のコレステロール浓度の上昇が有意に抑制され、その効果は0.004%という低い配合率でも确认されました。このことは、「トマトシドA」が强いコレステロール上昇抑制作用を持っていることを示しています。

また、「トマトシドA」 を投与したマウスでは、糞中のコレステロール排泄量が多くなった一方で、肝臓でのコレステロールの蓄積量が有意に少なくなっていました。そこで、「トマトシドA」投与マウスにおいて、肝臓でコレステロールの代謝に関与する酵素であるCholesterol- 7α-hydroxylase(*3)の尘搁狈础(*4)発现量を调べたところ、有意に高くなっていることが分かりました。

これらの结果から、「トマトシドA」のコレステロール上昇抑制作用は、コレステロール吸収阻害と代谢促进が复合的に作用している可能性が考えられました。

以上のことから、「トマトシドA」は、强いコレステロール上昇抑制作用を有することがわかり、「トマトシドA」を摂取することは、脂质异常症(*5)やメタボリックシンドローム(*6)の改善に有用であることが期待されます。

キッコーマングループは、今后とも食品と健康の関连について研究を进め、「食と健康」の分野で「お客様の生活を豊かにする」独创的な新製品开発と新技术开発を进めてまいります。

  • (*1)山中孝雄ら 日本農芸化学会2011年度大会
  • (*2)LC/MS/MS
    尝颁/惭厂は、高速液体クロマトグラフィー(尝颁)と质量分析计(惭厂)を结合した装置。尝颁で试料中の成分を分离し、分离した成分を惭厂でイオン化して质量の违いで検出する。尝颁/惭厂/惭厂は、惭厂の検出部を2つ直列に配置して、2段阶で成分をイオン化するため、成分选択性が高い。化合物の构造解析において多くの情报を得ることができるだけでなく、高感度の定量が可能であるため、食品や医薬品分野などで幅広く用いられている。
  • (*3)颁丑辞濒别蝉迟别谤辞濒-7α-丑测诲谤辞虫测濒补蝉别(コレステロール?7アルファー?ヒドロキシラーゼ)
    肝臓において、コレステロールを代谢して胆汁酸を生合成する初期段阶の反応を触媒する酵素の1つ。
  • (*4)mRNA
    タンパク质合成のため、细胞の遗伝情报に基づいて合成される物质。遗伝情报を写し取ってそれを伝える、情报伝达の役割を担う。
  • (*5)脂质异常症
    血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気のこと。
  • (*6)メタボリックシンドローム
    内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂质异常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状态。これらが併発すると、动脉硬化が急速に进行するといわれている。

以上